モイロンのつくったもの 第1回 『ぼうけん』

 どうも、モイロンです!4年ぶりくらいのブログ更新です(笑)

 

今回から『モイロンのつくったもの』と題して、僕が子供の頃から今までに創った創作物を不定期で紹介していこうと思います。

 

今までどこにも公開したりしていなかった作品たちが、いつかなくなってしまったときに、その作品の記録が何にも残っていなかったら寂しいな~

……って思ったため、ここに書き残しておくことにした次第です。

 

完全に自己満足の記事になると思うので、見てくれてる人が楽しめる内容になるかどうかはわかりませんが、細々と更新していけたらいいな~と思います。

 

モイロンのつくったもの 第1回 マンガ『ぼうけん』

初回は、僕が小学生の頃に描き始めたマンガ「ぼうけん」を紹介したいと思います。

 

 

子供の頃、僕は絵を描くのが大好きでした。

ヒマさえあればノートに絵を描いていて、気づいたら長編マンガも描き始めていました。

 

ぼうけん 表紙

それがコレ。

内容は、主人公の少年が悪いヤツにさらわれた片思いの女の子を助けるために、冒険したりしなかったりするお話。

ジャンルはギャグマンガ(のつもり)でした。

 

 このマンガは僕が小学1年生の頃から約8年間描き続けていました。

 

ズラっと並ぶ無駄遣いされた紙資源

そのページ数、なんとおよそ2500ページ

 

これだけ描いてたら、さぞ絵も上達したことだろう……。

 

 

1年目の絵(下手)

1年目

8年目の絵(下手)

8年目

 と思いきや、8年経っても下手なままなのが悲しい……(笑)

 

 

このマンガの当時の読者は、弟と祖母の2人だけでした。

それでも読んでもらえるのが嬉しくて、楽しみながら描いてたなぁ。

 

 

しかしこのマンガ、子供の頃に描いていたものなので当然ではあるのですが、数々の致命的な問題点を抱えているのです……。

 

 

問題点その①

とりあえず、このマンガの登場人物紹介をご覧ください。

 

 ~主な登場人物~

1ごう

1ごう

主人公。いつも赤い帽子を被っている。だいたいふざけて生きている。

作中で何度か死亡するが、主人公なので必ず復活する。

 

2ごう

2ごう

1ごうの親友。ありえない髪型をしている。

怒りの沸点が異常に低く、怒ると口から火を噴いたりして手が付けられなくなる。

 

f:id:moiron3sei:20190818180215j:plain

でぶ

いつの間にか1ごうの冒険についてきてる人。

名前通りの見た目で、なんでも食べる。

人間さえも食べてしまう本気で恐ろしい回が存在する。(しかも描写がグロい)

 

f:id:moiron3sei:20190818180223j:plain

はげ

1ごうに憧れてストーキング行為を繰り返した末、仲間になる人。

回を追う毎にだんだんホモ化とナルシスト化が加速し、気持ちの悪いキャラになっていく。

 

f:id:moiron3sei:20190818180227j:plain

おんな

わるものに誘拐される可哀想な人。ほぼ出番はない。

1ごうと2ごうは彼女に恋をしている。嫌な三角関係である。

 

f:id:moiron3sei:20190818180233j:plain

わるもの

このマンガの悪役。いつもとがったデザインのサングラスをかけている。

一目惚れしたおんなを誘拐して監禁するという、割とヤバイ趣味の持ち主。

鼻をほじるクセがある。

 

f:id:moiron3sei:20190818180244j:plain

かしこいひと

たまに登場する人。

怪しげな発明品を1ごうたちに提供してくれるが、大抵はロクな代物じゃない。

でぶとデキている。

 

 

……もうこれだけでツッコミどころが満載ですよね。

 

 

名前がテキトーすぎる!!

1ごう、2ごうって、人間につける名前じゃないでしょ!ロボットか!

 

でぶとはげって、あからさまに悪口でしょ!!

f:id:moiron3sei:20190818180249j:plain

ただ自己紹介するだけで、すごい自虐的な人みたいに見えるよ!!

 

 

f:id:moiron3sei:20190818180323j:plain

もう語感がかしこさゼロだよ!!

 

 

このように、とにかくネーミングセンスがひどい

マンガのタイトルからして「ぼうけん」だしね……。

もうちょっと何かなかったのだろうか。

 

 

 

問題点その②

展開が雑!!

特に顕著なシーンを紹介します。

 

 1ごうは世界各地を冒険し、とうとう世界を水没させようと企む悪の親玉『みずこう』を退治します。

 

しかし既に手遅れで、世界は今にも水に沈もうとしていました。

 

そんな状況で、明らかにモブな棒人間が突然現れ、1ごうに語ります。

 

「あなたの命が犠牲になれば、世界は助かります!」

 

……なんで???

 

 

理屈も原理もわからないけど、1ごうがいけにえになれば世界中の水が引くというのです。本当になんでだ。

 

f:id:moiron3sei:20190818183401p:plain

「このいけにえに入って死ぬんだよ。」

 

説明めっちゃ雑っ!

 

「いけにえに入る」って言葉おかしいからね!?

 

 

 

f:id:moiron3sei:20190818183505p:plain

「いやだー!」

 

拒否する1ごう

 

「世界が沈むんですよ!!いいんですか!?」

 

血も涙もない棒人間。そもそも誰なんだお前は!(笑)

 

 

 

f:id:moiron3sei:20190818183525p:plain

最終的に1ごうは世界の平和のために自分が犠牲になることを決意する。かわいそすぎる(笑)

 

 

f:id:moiron3sei:20190818183545p:plain

消え行く意識の中で、めっちゃ脳内で語る1ごう

作者をも恨んでいる。ごめんほんとに……。

 

 

このまま鬱エンド……

 

かと思いきや!

 

 

 

f:id:moiron3sei:20190818183600p:plain

 

 

f:id:moiron3sei:20190818183633p:plain

 

「今までの冒険ってみんな夢!?」

 

 

最低の夢オチ!!!!

 

f:id:moiron3sei:20190818183646p:plain

『おわり』じゃないよ!!(笑)

 

何百ページに渡って描かれた今までの冒険は、全部夢だったということをたった2コマで知らされます。

 

もう1ごうが死ぬとこまで描いてから、

 

「あっ、主人公殺したらこのマンガ終わるな。」

 

ってことに気づいたのかな。

 

それで1ごうが死んだことをなかったことにするために、強引に夢オチに持っていったのだろう。

 

計画性……!!

 

 

 

 

問題点その③

 

登場人物の頭がおかしい!!

 

友達を上空から笑顔で突き落とす1ごう。 

プレイしてたDSのゲームの電池が切れただけで、泣きながらキレる2ごう

人間を頭から丸かじりするでぶ

 

このマンガの登場人物は総じて頭がおかしいのですが、特にヤバイのがはげ

f:id:moiron3sei:20190818180223j:plain

将来の夢は1ごうと結婚すること

好きな食べ物をひとつ挙げさせると、出てくる答えは"ピーマン"

友達と喧嘩をすると、その友達がひどい目に遭う人形劇を一人で始める

 

そんなヤバイはげの、個人的にお気に入りのエピソードを紹介します。

 

 

はげはペットとして、タコのタッコーを飼っています。

f:id:moiron3sei:20190818183705p:plain

しかし、そのタッコー2ごうに懐き始めたのです。

 

f:id:moiron3sei:20190818183728p:plain

「タッコーのバカー!!」

 

 

f:id:moiron3sei:20190818183747p:plain

「2ごうもタッコーもみんな嫌いだ~!死ね~!!」

 

そんな怒る!?

 

 

こうして嫉妬に狂ったはげは、おかしな妄想を始めます。

 

f:id:moiron3sei:20190818183808p:plain

「わかったぞ!タッコーは2ごうに操られているんだ!」

なんでだよ!(笑)

 

f:id:moiron3sei:20190818183825p:plain

そのままタッコーが洗脳されていると思い込んだはげは、目を覚めさせるためにタッコーをボコボコに叩きのめします

行動がメチャクチャすぎる……!

 

 

これがきっかけで、仲間たちのはげに対する積もりに積もった怒りが爆発。

 

そんなはげを反省させるために、1ごう2ごうはヒーローの格好に変装して

はげ接触します。

 

f:id:moiron3sei:20190818183845p:plain

「1ごうや2ごうを、いじめるなー!!」

 

 

f:id:moiron3sei:20190818183917p:plain

「たしかに、ぼくが悪かったのかも……」

 

1ごう2ごうの作戦は成功。

謎のヒーローに成敗されたはげは、ようやく自分の非に気付いた様子です。

 

皆のもとに戻り、謝罪を行います。

 

f:id:moiron3sei:20190818183930p:plain

「1ごう!1ごうのゲーム壊しちゃってごめん!」

「へ?」

 

f:id:moiron3sei:20190818183946p:plain

「2ごう!陰でこっそり悪口言ってごめん!」

「は?」

 

f:id:moiron3sei:20190818184006p:plain

「でぶ!食べ物にはなくそ入れてごめん!」

「?」

 

 

f:id:moiron3sei:20190818184037p:plain

「お前……そんなことしてたのか!!!!」

 

僕なら絶交する……(特にはなくそ)

 

 

 

 

 

 

以上、このマンガのおかしなポイントを3つ紹介しました。

 

 

 

f:id:moiron3sei:20190818184055p:plain

他にも、やたらと男同士のキスシーンが多かったり

 

f:id:moiron3sei:20190818184916j:plainf:id:moiron3sei:20190818184908j:plain

作画崩壊が著しい場面があったりと、

今見るとツッコミどころが絶えないマンガだなぁと思います(笑)

 

 

悪いところばかりつらつらと書き綴りましたが、実際のところ僕はこのマンガをいたく気に入っております(*^^*)

 

内容は控えめにいって面白くないし、絵も展開も雑なのですが、僕はこのマンガを描いて色々なことを学んだ気がします。

 

キャラクターを動かすこと、お話しを考えることの楽しさ。

それを人に読んでもらえる喜び。

 

以降の僕の創作活動の原点になっていると言っても言い過ぎじゃないかもしれません。

 

このマンガで登場させたキャラクターたちにもすごく思い入れがあります。

いつかまたゲームやらマンガやらで、彼らを活躍させてあげたいなぁ。

 

これからもこのマンガは、大事に大事に押し入れの奥に閉まっておこうと思います。

 

……正直、あまり人には見られたくないからね(笑)

 

 

 

余談ですが、自作ゲーム『モロコシくんの冒険』にもこのマンガのキャラクターたちがゲスト出演しています。

 

f:id:moiron3sei:20190818184431p:plain

おまけゲームとして収録した神経衰弱の、カードの柄として(笑)

見た目が似てるキャラが数名いたりして、神経衰弱としては結構イジワルな難易度になっていたかもしれない……。

 

f:id:moiron3sei:20190818184908j:plain f:id:moiron3sei:20190818184437p:plain

あと、この作画崩壊カラスもコッソリ敵として登場させています。

プレイしてくださった方は、この変な鳥が紛れ込んでることに気が付いたでしょうか(笑)

 

 

 

 

以上、第1回モイロンのつくったもはここまでにしようと思います。

長々とお付き合いありがとうございました!

 

このシリーズは昔に創ったものから紹介していこうと考えているので、しばらくは僕のツッコミだらけの記事になってしまうと思いますが、また次回も読んでくださったら嬉しいです(笑)

 

f:id:moiron3sei:20190818184447j:plain

それじゃあ、またね!